痛みを共にする心を
神さま
人の心の弱さをいま深く感じています
友の語る言葉に
かくされた刺をみることがあります
愛する人のひと言が
もう何も語ることのできないほどに
傷つきいたむことがあります
私自身の言葉もそうです
何気なく冗談に語った言葉が
どんなに深く友の心を傷つけたことか
愛しているから、親しいから
許されていると思って語った言葉が
冷たく、きびしい言葉として
愛する人の心に消えることのない
傷となっていつまでも残っています
自分も人も、暴力をふるい
大声をあげてわめいていることよりも
小さな言葉や、ひとつの行為に
人の心は、もっと深く傷ついているのを
知っておののいています
人の心の傷つく痛みよりも
はるかに多く、自分の心の傷つく
痛みの大きさを感じている自分を悲しく
いま、みつめています
人の心の傷を
友の苦しみの深さを
だれよりも深く、真実にうけとめて
共に苦しみ、傷つき、痛む心を
私にあたえてください
石井錦一 : 著 : 「祈れない日のために」 : 日本基督教団出版局
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